貸し切りサウナ「kaviri（カヴェリ）」（軽井沢町追分、TEL 050-3570-6600）が軽井沢にグランドオープンして、12月18日で1カ月がたった。

外気浴や水風呂を楽しめる整いスペース

　同施設は、他県から軽井沢に移住したサウナ好きの滝本謙一さん夫婦と友人の福元修さん夫婦が「サウナ仲間と集う場所にしたい」と協力して作り上げた。施設名はフィンランド語で「仲間」から。

　フィンランドスタイルのアウトドアサウナで、3つのサウナを設置。フィンランド語で「松ぼっくり」を意味し、ピザ窯をヒントにしたドーム構造の「カピュ」は熱波が長時間対流するという。フィンランド語で「白い」を意味し、登り窯風の傾斜のある構造と3つの段がある「ヴァルコ」はサウナ室内全体に使われたウエスタンシダーの香りが広がるという。1段目と3段目は約20度も違うという。「カピュ」「ヴァルコ」はまきストーブで、定員は6人。フィンランド語で「冬」を意味する「タルヴィ」は大きな窓から軽井沢の自然を眺めながらサウナを楽しめる電気ストーブで、定員は4人。各棟共、貸し切りスタイルと相席枠を用意する。

　各サウナには専用の水風呂のあるウッドデッキの「整いスペース」を用意。チェアでリクライニングしながら夜は星空を眺めることもできる。サウナ帽やポンチョの有料レンタル・販売も行う。更衣室にはシャワーと水着に着替えるスペース、アメニティーもそろえる。キーマカレーや信州リンゴジュースなどの飲食メニューも用意する。

　サウナの設計や施工に携わった福元さんは「まだオープンして1カ月だが、ゆっくりサウナの好きな仲間と集い、リセットできるサウナとしてリピートしていただいている。サウナ好きの人も初めての人も来てもらい、サウナを好きになっていただければ。整いスペースでは外気浴をしながらせせらぎを聞いてリラックスしてほしい」と話す。

　受付から客対応まで全般を担当する福元さんの妻・涼子さんと滝本さんの妻・加奈子さんは「家族で経営しているせいか、家に遊びに来たような対応だと喜んでいただきうれしい。相席のサウナでは見ず知らずの人たちが仲良くなって帰ってくる光景も見られる」と話す。

　営業時間は12時～23時。火曜・水曜定休。1月2日～5日は休業。