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軽井沢に初の「沢村ロースタリー」 自家焙煎コーヒーとスイーツ提供

「ベーカリー&レストラン沢村(SAWAMURA)」などを展開するフォンスが手がける、初のコーヒーを主軸とするショップカフェ

「ベーカリー&レストラン沢村(SAWAMURA)」などを展開するフォンスが手がける、初のコーヒーを主軸とするショップカフェ

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 「沢村ロースタリー 軽井沢」(軽井沢町軽井沢、TEL 0267-41-6411)が3月30日、オープンした。

「LORING Smart Roaster」(アメリカ製)35kg釜の半熱風焙煎機

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 同店は、「ベーカリー&レストラン沢村(SAWAMURA)」などを展開するフォンスが手がける、初のコーヒーを主軸とするショップカフェ。自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆を1月末から先行販売していた。

 焙煎はアメリカ製「LORING Smart Roaster」35キロ釜の半熱風焙煎機で行うという。「直火で豆を焼くと焦げるが、この機械では温めた熱を豆に伝え、じんわりと焼くことができ、豆の特徴を殺さずに出せる。甘みや香りもしっかり出せる。その日の気温、湿度で変わる。一番いいところを見極めるのが我々の仕事」と山本岳広店長。

 同店で焙煎した豆は今後、都内の系列店で「沢村ベーカリーブレンド」として展開する予定だという。スペシャルティコーヒーはシングルオリジンで「フルーティーな豆の個性を楽しめる」という。現在提供しているのは、原産地エチオピア、ルワンダ、ブルンジなど。コーヒー豆は店内で販売も行う。ブレンドコーヒーはメインの「ロースタリ―ブレンド」(510円)など。

 パンやスイーツも提供する。パンは「ロースタリー」オリジナル。大きめのクロワッサンに、自家焙煎したコーヒーの粉を練りこんだカヌレやフィナンシェ。「SAWAMURA」初となるドーナツは5種類をそろえる。パイは、アップルパイ、ブルーベリーパイ、ルバーブなど「長野県をイメージさせる」テイストを用意。サンドイッチやホットドックは、「SAWAMURA」で提供していない」テイストで提供。

 「パイを頼んだお客さまに『このパイならこのコーヒーが合う』と提案するなど、シーンに合わせてサービスを提供していく」と山本店長。「コーヒーはもちろん、ラインアップも豊かなので、メニュー選択と空間も楽しんでほしい。季節ごとにいろいろな楽しみ方をしてほしい」とも。

 2階中央にはまきストーブのある客席を設ける。奥にはライブラリーとして、ゆっくり本を読みながらカフェを楽しめる空間も。1階・2階にテラス席も用意。

 4月1日はオープンから最初の土曜ということで、多くの客が駆けつけた。神奈川県から来た家族4人は「店内がコーヒーのとてもいい香りがした。コーヒーが格別な味だった」、東京から来た5人家族は「たまたま見つけて入れて良かった。コーヒーがとてもおいしい。息子もスイーツをおいしく味わった」、高崎から来た20代男性は「以前工事をしていて、いつできるのかなと思っていたら今日完成していたので入ってみた。テラス席は気持ちが良い」、トルコ人夫婦は「SAWAMURAには来たことがあり、こちらの店ができたのでスイーツとコーヒーをと思い利用した。また来たい」と、それぞれ話していた。

 営業時間は8時~20時(7月・9月・10月は7時~、8月は7時~21時)。無料駐車場4台分。

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