日本カーリング選手権で優勝した「カーリングSC軽井沢クラブ」男子選手と、同選手権準優勝の女子選手が3月14日、軽井沢町役場に土屋三千夫町長を表敬訪問した。翌15日は男子選手がカーリング世界選手権2023に出場する壮行会で支援者らに激励され意気込みを見せた。
軽井沢町を表敬訪問した「カーリングSC軽井沢クラブ」男子選手と女子選手
同クラブ男子は2月、北海道で行われた日本選手権の決勝で北見協会に勝利。2年連続10回目の優勝を果たし、世界選手権への切符をつかんだ。2018(平成30)年の平昌オリンピックの後、メンバーが大きく入れ替わり、山口剛史選手以外の3人は初めての世界選手権となる。
14日の記者会見で、山口選手は 「チームワークも良くなってきているので、世界選手権ではしっかり暴れてきたい」 と語った。スキップの栁澤李空選手(軽井沢町出身)は 「世界選手権でも最高のパフォーマンスが発揮できるように頑張っていきたい」。リードの小泉聡選手は「メダルは目指すが、チームの世界ランクが16位で、世界選手権に出るチームの中では9番目の位置にいる。プレーオフの6位以内を目指して、上位チームにも勝って上を目指していきたい」と。チーム最年少のセカンド山本遵選手(岩村田高2年)は「チーム全員で一つ一つのショットをつないでいくということにフォーカスして挑みたい」とそれぞれ語った。
日本カーリング選手権女子決勝のロコソラーレ戦で惜しくも敗れた「カーリングSC軽井沢クラブ」女子の選手は町長に準決勝の報告をした。
土屋町長は、「町としてもできる限りサポートしていきたい。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。
翌15日には、4月にカナダで行われるカーリング世界選手権2023に出場する男子選手の壮行会が、ホームリンクの軽井沢アイスパーク(軽井沢町発地)で行われ、応援メッセージ入りの日の丸応援旗が軽井沢カーリングクラブの荻原久美子部長より山口選手に渡され、長野県カーリング協会理事の小島遼さんの音頭によるエールが、集まった支援者から各選手に送られた。
同チームは3月20日にカナダ入りし、4月1日からの世界選手権に臨む。
同大会は1次リーグ12試合を7日間かけて行い、上位6チームが9日(日本時間)以降のプレーオフに進出する。