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BEB5軽井沢でサステナブルクリスマス 自転車こいでランタンに充電

自転車をこいで充電したシードルランタンを持って散歩へ出かける関東から来た20代の女性たち

自転車をこいで充電したシードルランタンを持って散歩へ出かける関東から来た20代の女性たち

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 BEB5軽井沢(軽井沢町軽井沢)と佐久平総合技術高校(住所)がコラボしたサステナブルなクリスマスツリーが12月1日、同ホテルで点灯した。

シードルの果汁を搾る際の副産物である残渣(ざんさ)を使った「クリスマスカップケーキ」=サステナブルクリスマス

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 クリスマスツリーのイルミネーションは昨年に引き続き、自転車をこげばこぐほど明るく光る仕組み。クリスマスツリーは間伐材やホテル運営で生じた資材で作った。

 今年は、宿泊者に貸し出し用の「シードルランタン」が新たに登場。星野エリアの各施設で出たシードルなどの空き瓶に自電車発電で充電したライトを装着し、地元企業が手がけた、リンゴなどの農産物から生まれたバイオマス素材を使って作ったランタンバッグに入れて持ち歩くことができる。

 フードロスを防ぐ、シードルの果汁を搾る際の残渣(ざんさ)を使った「クリスマスカップケーキ」(600円)も提販売ている。普段は廃棄となるケーキの端材も、形はまちまちだがトナカイの角などのケーキの飾りつけに使う。

 1日に関東から来ていた20代の女性3人は「自分の好きなランタンを選んで自分で自転車をこいで充電して、それを持って散歩するのはわくわくする」「こげばこぐほど本当に明るくなった。エコを考えるきっかけにもなり、こういうクリスマスはすてき」と話していた。

 企画に携わったBEB5軽井沢の川口 航 (かわぐち わたる) さんは「クリスマスツリーに使うシードルなどの空き瓶を選ぶのにも、瓶の色によって光り方が変わってくるので工夫して選んだ。準備には苦労もあったが高校生たちの協力もあってうまく仕上がった。今年はこのイベントで使う電力を全て自家発電で賄うことができる」と話す。

 点灯時間は15時~22時。今月25日まで。

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