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御代田町、ふるさと納税返礼品に黒川紀章氏設計「カプセルハウスK」宿泊券

紅葉の木々の中に佇む、黒川紀章氏設計「カプセルハウスK」=(C)MIRAI KUROKAWA DESIGN STUDIO

紅葉の木々の中に佇む、黒川紀章氏設計「カプセルハウスK」=(C)MIRAI KUROKAWA DESIGN STUDIO

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 御代田町が、ふるさと納税の返礼品に黒川紀章氏設計「カプセルハウスK」の宿泊券を追加している。

黒川紀章氏の長男・黒川未来夫さん=「カプセルハウスK」ふるさと納税の返礼品に宿泊券(御代田町)

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 「カプセルハウスK」は建築家・黒川紀章氏が設計し、完成から半世紀を迎えた。メタボリズムの象徴として知られ、昨年解体された黒川氏の代表作「中銀なかぎん カプセルタワービル」(東京都中央区)に続き、黒川氏が住宅版カプセルの試行棟として、自身の別荘として建築した建物となる。

 御代田町の別荘地の斜面に建つ同建物は1973(昭和48)年に完成し、今年で50年目を迎える。カプセルタワービルと同様の円形の窓が特徴。地上1階・地下1階の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は103平方メートル。コンクリートのコア部分と、4つのカプセル(寝室2室、台所、茶室)から成る。

 黒川氏が亡くなった後、人手に渡ったが、2019年に黒川氏の長男・未来夫さんが買い戻し、建物全体を修繕した。現在は民泊としての利用のほか、雑誌やファッションブランドの撮影などにも使われている。室内には黒川氏の書籍なども置き、宿泊者は手に取ることができる。

 民泊は最大7人利用で1泊21万円。66万円以上の寄付で1泊できる。同町企画財政課の中間久雄さんは「県内外から人を呼び込み、町の周遊につなげたい」と話す。

 今年は12月10日頃まで宿泊可能。

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