五稜バス(横浜市西区)が3月1日、軽井沢と成田国際空港とを結ぶ高速路線バスの運行を始めた。
成田空港内のバス乗車券販売カウンター=軽井沢~成田空港間に初の高速路線バス 五稜バスが運行開始
同路線を走るバスの運行は、これまでで初めて。軽井沢を訪れる外国人観光客の増加を見込んで始めた。発着は空港の3つのターミナルと軽井沢プリンスホテルウエスト。所要時間は3時間45分で、途中、サービスエリアで15分休憩が入る。
3月は、成田空港第3ターミナル発=8時・15時50分・17時50分、軽井沢プリンスホテル発=8時・10時・14時の1日3往復で運行し、需要に合わせ月ごとに増・減便、ダイヤ改正を行う。
同社の相馬健一社長は「冬に空港と軽井沢を結ぶ貸し切りバスを運行した実績があり、路線バスも需要が見込めると判断した。まだまだ浸透していないが、少しずつ海外のエージェントと情報を共有していく。成田空港からの利用はもとより、長野県在住の方が軽井沢から成田空港まで、多く利用いただいている。都心での乗り換えが不要になり、運賃は鉄道利用の場合の3分の2くらいで利用できる」とアピールする。「車内放送はJR北海道の車内放送を担当する元FM 東京アナウンサーの大橋俊夫さんに依頼し、カントリーロードをアレンジした曲を流すなど一味違うアナウンスにした」とも。
車内にはトイレやWi-Fiを完備。片道運賃は、大人=5,000円、小学生=2,500円。同社のウェブサイトで申し込むか、空港内のバス乗車券販売カウンターで販売。軽井沢発は、空きがあれば乗務員に直接申し込んで乗ることも可能。