食べる 見る・遊ぶ 学ぶ・知る

星のや軽井沢、宿泊客向けに「花の宴」 棚田に花あんどん、雅楽演奏も

週末限定で行われる雅楽の生演奏

週末限定で行われる雅楽の生演奏

  • 23

  •  

 「星のや軽井沢」(軽井沢町星野)が現在、宿泊客限定で「軽井沢 花の宴」を開いている。

水に浮かぶ花あんどん

[広告]

 同館を象徴するランドスケープである棚田に約 300 個の花あんどんがともる空間で、春の到来を祝う企画。2年目の開催となる。「軽井沢は冬が寒く、春の訪れも遅い」ことから、ようやく訪れた春の到来を祝う気持ちを分かち合いたいと考え企画した」という。

 春に敷地内に咲くフクジュソウ、ルリソウ、アズマイチゲなどの野花を模した約 300 個の花あんどんを棚田に浮かべ、夕暮れ時、スタッフが手作業で花あんどんのろうそくに火をともしていく。これらの花あんどんと炎の揺らぎが幻想的な空間を演出。この情景をゆっくりと眺められるよう、棚田の陸地各所に席を設け、春の限定酒である地酒「北光正宗 春の純米吟醸」を提供する。和菓子も用意する。

 期間中の週末限定で雅楽の生演奏も行う。「流れる水のせせらぎや野鳥のさえずり、風の音など自然が織り成す音色と調和するように」楽人が 笙(しょう)や琵琶を演奏する。

 今年は新たに、夕食メニューとして「花の宴夕食膳」(1万1,000円)を提供。幻想的な情景を望めるメインダイニング「日本料理 嘉助」のテラス席で、「春の到来」をテーマにした膳を提供する。メインは、山菜や川魚を使用した三段重。

 同館の庭師、関口健一さんは「宿泊序盤には、敷地内の風景やデザインなどに目を奪われるのが普通だが、帰る頃には、足元の草花、木の芽吹き、自然の中の生き物などに目が行くようになる方が多い」と話す。赤羽亮祐(あかはね・りょうすけ)総支配人は「軽井沢の厳しい寒さが続く長い冬が明けて、ようやく訪れる春を愛(め)でる季節。春の到来を、この催しで実感していただきたい」と呼びかける。

「軽井沢 花の宴」は「星のや軽井沢」宿泊者対象。雨天中止。料金は無料。

開催時間は18時~20時。雅楽の生演奏は金曜・土曜の18時30分~・19時30分~(各 15 分間)。4月28日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース