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軽井沢に「ポピンズナーサリースクール軽井沢風越」 地域連携も

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 私立の認可保育所「ポピンズナーサリースクール軽井沢風越」(軽井沢町発地)が開所して2月23日で1カ月がたった。全国で保育、教育施設を展開するポピンズエデュケア(東京都渋谷区)が運営する332番目の施設として、軽井沢風越公園の交差点近くにオープンした。

施設長の荒谷友佳さん

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 ポピンズグループの施設としては長野県内で初めての認可保育所となる。「若い世代の軽井沢移住が増え、軽井沢町での教育環境ニーズが高まっている」ことから開所した。定員は0~5歳児合わせ70人。現在は51人だが、4月には70人の入所が決まっている。

 建物は木造1階建て、延べ床面積は約494平方メートルで、一枚の木の葉の形をした曲線を生かした外観が特徴。グランドピアノのあるホールと各保育室の間には仕切りを設けず、異年齢交流ができる開放的な造りにした。

 教育と保育を融合させた独自のプログラム「エデュケア」で、子どもの主体的な学びをサポートする同園。軽井沢オリジナルのプログラムも準備中で、近隣の軽井沢風越学園やUDC ISAK Japanとの交流も進めていく予定だという。絵本のほか、写真集や図鑑や絵画の本も配置して子どもの興味を引き出すことや、多様性を育むため、肌の色の違う人形を置くなどの工夫も施す。

 東京から移住してきた利用者の30代外国人夫婦は「とにかく軽井沢の自然がいい。食べ物もおいしく、気に入っている。初めての保育所だが、オープンな作りがとても良い」と話す。10年前に東京から移住してきた40代の母親は「明るい建物が良い。保育士さんの言葉遣いや作法が丁寧で安心して預けられる」と話す。

 自身も1年前に神奈川から移住してきたという荒谷友佳施設長は「軽井沢町は移住者の家族や外国人の家族も多く、13人のスタッフも約半数が移住者という環境。子ども一人一人を見て、秀でたところを伸ばすことができるようサポートし、地域と連携することで地域に開かれたナーサリースクールにしていきたい」と話す。

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