軽井沢町に宿泊施設「ふふ 旧軽井沢 静養の森」(軽井沢町軽井沢)と「ふふ 軽井沢 陽光の風」(軽井沢町長倉)が12月24日、同時開業した。 両施設は、ヒューリック(東京都中央区)とカトープレジャーグループ(東京都渋谷区)が経営。全部屋に県内の天然温泉の風呂を用意する。
「ふふ 軽井沢 陽光の風」ふふラウンジ=2つの「ふふ」宿泊施設が軽井沢町に同時開業
「ふふ 旧軽井沢 静養の森」は軽井沢の名所として知られる雲場池の近くにある。館内随所にシラカバの木を配置したロビーラウンジがある。夜は暖炉やライトアップされた木々を眺めながらバーラウンジとして利用できる。中庭の「KUMOBA TERRACE」にはソファーを用意し自然の中でのんびりくつろげる。
館内には「日本料理 赤坂紙音」が出店し、発酵文化の発展している長野県ならではの発行熟成された食材を多く使用する。リンゴの搾りかすを餌に入れて育てた信州林檎牛の石焼きなどの料理を提供する。
客室は、ブラックウオールナットとウオールナットの2色をベースに、大きなソファやベッドをしつらえる。全室に暖炉を設置。矢張りの壁やオリジナルカーペットの模様は木々の葉脈を表現している。敷地内には雲場池からの川が流れ込む。各客室で上田市の大塩温泉の湯が楽しめる。客室は20室。宿泊料金は1泊2食1室2人9万8,200円~。
「ふふ 軽井沢 陽光の風」は、館内の各所に植物を多く設置。館内のスパ「YOUCA SPA」は英国発のラグジュアリーオーガニックライフスタイルブランド「バンフォード」のトリートメントメニューを導入。スパルームの中に、プライベートサウナや水風呂、ハーブバスも用意。オールハンドによる施術も施す。
中央にシンボルツリーがある「ふふラウンジ」では、チェックイン前のアフタヌーンティーで、長野県で収穫されたハーブで作るハーブティー、夜は、長野県のナチュラルワインや果実を使ったサングリアを味わえる。
客室には長野県で自然栽培しているヤーコン葉茎を自然発酵させた健康茶を用意している。年間を通して植物を設置し「客室でも軽井沢らしい自然を身近に感じられる環境を作っている」という。各客室では蓼科温泉の湯が楽しめ岩盤浴もできる。客室は24室。宿泊料金は1泊2食1室2人9万円~。「YOUCA SPA」は11時~20時。料金は、トリートメント2万2,000円~。
「カトープレジャーグループ」セールスプロモーション シニアマネジャーの李さんは「2つの施設はコンセプトが異なるので、用途に応じて、それぞれの施設でくつろいでほしい」と話す。