軽井沢白糸の滝(軽井沢町軽井沢長倉小瀬)で現在、「真冬のライトアップ」が行われている。
浅間山に降った雨が6年の歳月をかけて流れ出てくる地下水が、高さ3メートル、幅70メートルにわたって流れ落ちる時に白い糸のように見えることから、「白糸の滝」と呼ばれるようになったといわれている。
「真冬のライトアップ」は、クリスマス、ニューイヤー、バレンタインの3つのセッションに分けて行っており、ニューイヤーセッションは1月10日~13日に行われた。
12日はマイナス約4.5℃の気温の中、県内外からの観光客でにぎわった。緑色や白色にライトアップされた白糸の滝を見る見物客の足元の地面には、リスが走るプロジェクションマッピングや軽井沢町のキャラクタールイザちゃんとたき火のプロジェクションマッピングも映し出されたほか、今年初めて冬のライトアップで、滝や滝の上部の崖の部分にプロジェクションマッピングを映し出した。1日11回、10分おきに光の映像ショーを展開。新年らしく2025の文字も映し出され、仲間同士で撮影するなどして楽しむ様子が見られた。
東京から来たという小学生の子ども連れの親子3人は「夏は何度か軽井沢に来たことがあるが、冬は初めて来た。ライトアップがあることを知って来てみたが非常にきれいで良かった」、軽井沢町内から友達の親子と一緒に来たという母親は「普段なかなか白糸の滝まで足を運ばないので来てみた。子どもたちも楽しめていて、違うセッションにも来てみたい」と、それぞれ話していた。
白糸ハイランドウェイの岡本錦さんは「夏とはまた違った白糸の滝の魅力が伝わる演出をしている。雪がちょうど降ったので光も鮮明に映し出され、来場者にも楽しんでいただいている」と顔をほころばせる。
次回のバレンタインセッションは2月8日~11日。点灯時間は17時30分~19時30分。