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軽井沢の森に複合施設「軽井沢コモングラウンズ」 書店・飲食店など10棟点在

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 複合施設「Karuizawa Commongrounds(軽井沢コモングラウンズ)」が3月1日、軽井沢町長倉にグランドオープンした。経営はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC=東京都渋谷区)。

森の中に点在する各店舗

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 総面積約3500坪(=約1.2ヘクタール)の森の中に、書店、インターナショナルスクール、飲食店など10棟が点在。施設の中核「軽井沢書店 中軽井沢店」は、青山学院女子短期大学の中軽井沢寮だった建物をリノベーションした施設。元の梁(はり)や階段をそのまま残すなどして、「歴史的な味わいはそのまま」に、開放的で光の差し込みやすい空間となっている。敷地内の樹木もできる限り残すなど、軽井沢らしい自然環境をそのまま生かした建物の配置が特徴。

 「軽井沢書店 中軽井沢店」は 料理関連の専門書や隣接するインターナショナルスクール「EatonHouse International School Karuizawa(イートンハウス)」で実際に使われる英語の読み聞かせ本や児童書など、テーマごとにセレクトした書籍をそろえる。長野県初出となるコーヒー店「SHOZO COFFEE」も併設。2階には、あえて扉などで区切らないオープンな造りのコワーキングスペースも設ける。

 信州八ヶ岳のそば粉を使った信州そばを立ち食いスタイルで提供する「OSOBAR(オソバー)」、無添加などの食材にこだわった総菜や雑貨を販売する「RK DAYS」、無農薬や無農薬に近い南フランスのワインや長野ワインをそろえる「a Vin bio wine shop Karuizawa」、料理家・川上ミホさんがフードディレクターを務める「PUBLIC食堂」、低温燻製(くんせい)した食品や調味料を販売する「軽井沢いぶる」(4月オープン予定)なども出店。

 同施設では、脱炭素社会を目指した持続可能な再生エネルギーの活用を実現するため、中部電力ミライズと協力し、施設の屋根に設置した太陽光パネルから発電した電力をEVに蓄えたり、敷地内の施設や隣接地で一体となりコミュニティーとしてエネルギーをシェアしたりする取り組みも行っていくという。地域コンポストと畑を配備、コミュニティー内の食の循環モデルと子どもたちの体験型食育プログラムも予定。

 同社蔦屋書店カンパニーCRE戦略本部の天川清二本部長は「当施設が軽井沢に集う多様な人々の地域の交流を育むコミュニティー施設になれれば」と話す。

 営業時間は店舗・季節によって異なる。火曜定休。駐車場約100台。

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