1870(明治3)年創業、中軽井沢駅前のそば店「手打 生そば かぎもとや」(本店=軽井沢町長倉、TEL0267-45-5208)が大みそか、年越しそばを求める人たちの列が一日中途絶えなかった。
大みそかは、店内用と持ち帰り用を合わせて、直近平日の6倍ほどが売れたという。
5代目の土佐一さんによると、コロナ前に比べると客足はまだ少ないが、大みそかは一日中客足が途絶えず、そばを打ち続け、昼休憩なしで朝から通しで営業。「お客さまに年越しそばを食べて良い年を迎えてほしい」と一年の最終営業日に精を出す。
千葉県から訪れたという5人家族は数日間軽井沢に滞在した後、年越しそばを食べてから帰るという。50代後半の夫婦と30代の息子は「クリスマスに軽井沢に神奈川から移住したばかり。息子が移住先の実家を訪れたので、家族で年越しそばを食べに来た。かぎもとやに来るようになって30年になるが、年越しそばをかぎもとやで食べるのは初めて」と移住の喜びと年越しの思いを語った。
営業時間は9時30分~15時、17時~19時15分(土曜・日曜・祝日は20時まで)。木曜定休。