イタリアン料理店「飯箸邸」(軽井沢町追分、TEL 080-3752-1184)がオープンして、4月18日で3カ月がたった。
同店は、近代建築の巨匠と呼ばれるル・コルビジェに師事した坂倉淳三によるモダニズム建築の作品「旧飯箸邸」を東京都世田谷区から軽井沢町に移築した建物で、以前まで営業していた「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」の閉店に伴い、新たにイタリアン料理店としてリニューアルオープンした。
広めの店内には多くのテーブル席を用意。個室も設け、天気の良い日にはテラス席での食事も楽しめる。
支配人の宮部拓也さんは東京の「参宮橋レガーロ」「中目黒アウダーチェ」などを経て独立。シェフの杉本聖也さんは「千駄ヶ谷マンジャペッシェ」「下北沢クオーレフォルテ」などで研さんを積んだ。日高良実シェフにも師事し、食材にフォーカスした料理を得意とする。御膳番となる望月清登さんと共に3人でスタートした。
宮部さんは「当初は東京で出店用地を探していたが、昨年8月にタイミングよく軽井沢町のこの物件を紹介され、出店することを決めた。レストラン名も飯箸邸とした。飯箸の名前の由来は江戸時代の大名の御膳番のことらしく、当店のコンセプトも軽井沢で生活する方々を中心に地元に長く愛されるレストランとして、皆さんの賄いの御膳番として長くやっていく思いを込め、ひもづけて名付けた」と意気込む。
メニューは、長野の食材に加え、杉本さんの出身地・南伊豆の水産物を中心に、アラカルト主体で食材にフォーカスしたイタリア料理を提供する。
営業時間は、11時30分~13時、18時~22時。