星野リゾート(軽井沢町長倉)は4月3日、「軽井沢ホテルブレストンコート」など全国4カ所をオンラインでつなぎ、3年ぶりに入社式を開いた。
コロナ禍からの客足の回復やインバウンド需要の伸びなどで観光業界に追い風が吹く中、星野リゾートは今年、東京や北海道の函館など国内6カ所でホテルの開業やリニューアルオープンを控えており、国内外68カ所で施設を運営する。本年度は過去最多の750人が入社。軽井沢町では105人が出席した。
星野佳路社長はオンラインで、「スタッフ同士で助け合い、組織文化に寄与することに決意を持ってほしい。世界のホテル会社の中でも持続可能で、高い競争力をもった会社を目指したい」とあいさつで述べた。
連帯感を高めてほしいと、各エリアの新入社員が働く決意を川柳で交換し、最後に絵の具に浸した手で手形を押す「手形の契り」を行い、全員で団結と活躍を誓った。
軽井沢エリアの新入社員全員に「軽井沢ホテルブレストンコート」のパティシエが作った「顔写真入りのマカロン」を配り、記念撮影を行った。
新入社員で「ハルニレテラス」(軽井沢町長倉)に配属予定の渡邉琴音さんは「伊那の出身で、自分のやりたいことができる企業と思い入社を決めた。人と関わることが好きなので、人を笑顔にしたり、人のために何かできることを探したい」と抱負を語った。
新入社員は研修を経て、全国の施設に配属される。