1980(昭和55)年創業のそば店「蕎麦(そば)匠きこり」(本店=軽井沢町追分、TEL0267-45-1330)が大みそか、年越しそばを求める人たちの列が終日、途絶えなかった。
大みそかは、店内用と予約で受け付けた持ち帰り用のそばを用意した。
創業者の小金澤稔社長は「創業以来、玄そばを石臼でひいた自家製粉の手打ちにこだわってきた。毎日早朝から10人でそば打ちをして提供している。そばの実は軽井沢産と佐久穂町産と福井丸岡町産の玄そば。これからもこだわりのあるそばを提供していきたい」と一年の最終営業日に精を出す。
上田市から訪れたという80代女性は「東京在住の娘と年越しそばを食べに来た。年末は『きこり』に毎年来ている」という。持ち帰り用の年越しそばを受け取りに来た60代女性は「軽井沢町に移住して3年。『きこり』のそばの香りが気に入ってファンになった」と年越しへの思いを語る。東京から来た40代男性は店内で年越しそばを食べて、持ち帰り用のそばを買って帰るという。
営業時間は11時~16時。火曜定休。年始は1月2日から営業。