「軽井沢星野エリアのクリスマス 2023」 を開催している星野エリア(軽井沢町星野、TEL 050-3537-3553)で昨年に引き続き、トンボの湯横のもみの木広場にあるクリスマスツリーのイルミネーションの点灯を見守る「幸せが灯(とも)る時間」が行われている。
高さ10メートルの本物のもみの木のクリスマスツリーには、大きく張り出した枝先にまでイルミネーションを施し、開催日の17時、集まった人たちでクリスマスツリーの点灯を見守る。
時間になると、日が沈み辺りが薄暗くなったモミの木の脇で、アイリッシュハープまたはチェロの奏者がクリスマスの曲などを演奏。人々がモミの木の周辺に集まってツリーの点灯を見守るため、自然に輪ができる。そりの鈴のような音が出る楽器「スレイベル」を手に「灯しびと」がツリーの点灯を告げると、モミの木が点灯。クリスマスに欠かせないヤドリギの実を模した「ヤドリギキャンディー」を、スタッフが集まった人たちに配り歩く。
今年はヤドリギの実に見立てたランタンを持って周囲を散策することもできる。「もみの木広場」とヤドリギの飾りを施した「ハルニレテラス」が遊歩道でつながっており、森を散策しながら行き来することができる。
もみの木広場に隣接する「カフェハングリースポット」では、クリスマス限定のスープ(500円)を販売。ヤドリギやツリーなどクリスマスらしい絵柄が描かれたコーンスープに、小鳥の形のクッキーを添える。
12月1日にツリー点灯式の後、「やどりぎランタン」を持ってツリーと一緒に撮影していた東京から来たカップルは「以前、ツリーを見に来たことがあり、今回、4年ぶりに来た。シャンパンゴールド色のイルミネーションがきれい」「ランタンを持って歩くのは、ななかなか良い」と話していた。
星野エリアクリスマスイベント担当の斉藤あずささんは「ツリーの点灯を見守りながら、軽井沢らしさを感じてほしい。暗さがあるからツリーがひときわ目立つ。都会の喧騒(けんそう)から離れ、自然の豊かさ、静けさを感じてほしい。この点灯式がクリスマスの風物詩のようになれば」と話す。
「幸せが灯る時間」は12月の土曜・日曜と25日、17時から10分間開催(雨天・荒天時は中止)。ヤドリギランタンの貸し出しは16時~19時。貸し出し場所はもみの木広場とハルニレテラス。
12月25日まで。