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軽井沢「安東美術館」が2周年 地域と連携し芸術エリア目指す

軽井沢「安東美術館」代表理事の安東泰志さん

軽井沢「安東美術館」代表理事の安東泰志さん

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 軽井沢安東美術館(軽井沢町軽井沢、TEL 0267‐42‐1230)が10月8日で2周年を迎え、同5日に記念イベントを開いた。

パイオリニスト森みず帆さんとピアニスト城綾乃さんのデュオコンサート

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 当日は、同館を運営する代表理事の安東泰志さんが、藤田嗣治の絵に救われた自身の体験や藤田の作品を集めた美術館開館に至るまでのエピソードについて講演。併せて、パイオリニストの森みず帆さんとピアニストの城綾乃さんのデュオコンサートを開催。エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」や「いつか王子様が」、「情熱大陸」などを演奏した。城さんは「開館以来、いろいろな節目で美術館に呼んできていただいた。今日はそうした曲を披露することで、この2年間の美術館の歩みも思い返していただければ」、森さんは「このような記念すべきイベントに呼んでいただいて光栄。夢はいつか館内で流れる曲を2人で手がけること」と、それぞれ話した。

 今後の美術館の目標について、安東さんは「軽井沢駅からまっすぐ続く本通りと旧軽井沢銀座。この通りから一本入ったら、当館や大賀ホールなど、美術、音楽に触れる場所がある。そうした芸術エリアとして、もっと多くの人に知ってもらい足を運んでもらえたら」と意気込んむ。

 同館では現在、同館開館2周年記念特別企画「藤田嗣治の愛しきものたち」を開催している。藤田が描いた、彼に寄り添い、癒やしとなったものたちや、彼が愛し慈しんだ身近な存在約200点に及ぶ同館所蔵コレクションを展示。藤田の自画像や、最後の妻・君代夫人との写真なども展示している。

 開館時間は10時~17時。水曜休館(祝日の場合は開館、翌平日が休館)。12月31日と2025年1月1日・20日・21日も休館。当日料金は、一般=2,300 円、高校生以下=1,100 円、未就学児無料。開館2周年特別企画は2月18日まで。

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