軽井沢野鳥の森に隣接する、星野エリアの一角「ケラ池スケートリンク」(軽井沢町星野、TEL 0267-45-7777)で12月1日、「氷上の星空ウオッチング」として、スケート場が閉まった後、冬空の星を観察するツアー企画が始まった。
本年度は10月21日にスタートした「ケラ池スケートリンク」は日中、スケートを楽しむ多くのスケーターでにぎわいを見せている。
季節ごとに自然と触れ合うイベントを企画し、「ケラ池」のほとりでビジターセンターを運営する「ピッキオ」(軽井沢町星野)が開催している「氷上の星空ウオッチング」。スケート場が閉まった後、夜はスケート場が星空観察会場となり、ピッキオのスタッフが星座について解説する。参加者は、昼はスケート靴がなければ入れない氷の上に、自分の靴で足を踏み入れることができる。
12月4日は、東京や大阪などから5人が参加。大阪から参加した20代の女性2人は「軽井沢に来るのが楽しみだった。星が好きで参加した」と話していた。
この日の解説者は「ピッキオ」スタッフの小沼雄志郎さん。参加者がスケートリンクの中心部に椅子を並べて腰かけると照明を全て消し、辺りは真っ暗に。すると澄んだ空気の夜空に無数の星が浮かび上がる。小沼さんはまず、北極星の見つけ方を紹介。その後、その時に空に見えている星座と、それにまつわる伝説を披露。参加者は、望遠鏡で星空を眺めて歓声を上げていた。
12月後半になると、人工エリアのスケートリンクの周囲の池全体が氷結し、天然氷エリアも滑れるようになるという。日中は、雪化粧した浅間山を眺めながらスケートを楽しめ、夜は星空を眺めながら星座の解説を楽しめる。
氷上の星空ウオッチングの開催時間は18時15分~19時15分。料金は、大人(中学生以上)=3,100円、小学生以下(4歳~小学校6年生)=2,000円(ホットドリンク1杯含む)。2023年3月5日までの予定(1月16日~19日は除く)。