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軽井沢「星野温泉 トンボの湯」、2カ月半の休業を経て営業再開

開業から20年、初の大規模改修改修工事を経て3月25日に営業再開した「星野温泉 トンボの湯」

開業から20年、初の大規模改修改修工事を経て3月25日に営業再開した「星野温泉 トンボの湯」

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「星野温泉 トンボの湯」(軽井沢町星野、TEL 0267-44-3580)が約2カ月半の改修工事を経て3月25日、営業を再開した。

木の板を組み合わせて凹凸をつけ滑りにくいようにした露天風呂周辺のすのこ 木の質感を感じながら歩ける

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同施設は2002年の開業から20年を経て今回、初の大規模改修を行った。天井、窓のサッシ、床のすのこ、露天風呂の照明、サウナの壁や椅子を刷新したほか、照明も間接照明にした。

 男湯・女湯の入り口には、軽井沢在住の書画・墨画家の游心(ゆうしん)さんが描く四季の自然を伝える書画を掲げる。同施設のスタッフが目にする季節の移ろいを見て感じていることを多くの人に伝えたいという思いから、「游心さんと共有し、表現してもらうことにした」という。営業再開時の内容は、軽井沢に春を告げる花「ダンコウバイ」と春に出産シーズンを迎える「ムササビの子育て」。

 営業再開初日の25日と26日は、入浴客に「トンボの湯のロゴ入り温泉饅頭(まんじゅう)」を各日限定400個振る舞うほか、子どもにはトンボの湯の焼き印を押したオリジナルの竹とんぼを配る。昭和30年代ごろに実際に使われていた同施設の手ぬぐいの復刻版も400枚限定で販売する。

 星野リゾート 軽井沢星野エリア・コミュニティゾーン総支配人の金井元子さんは「開放的な空間と自然素材にこだわったぬくもりのある質感、森を感じながら入浴していただける自然環境の素晴らしさを、開業20周年の節目にきちんと蘇らせて一新し、心地よく再現することに務めた。自然環境をより深く感じてほしいと、夜の照明の演出を一新した」と話す。

「露天風呂の周辺の床は、どうしても木製のすのこにしたかった。木の板を組み合わせて凹凸をつけ滑りにくいようにした。これで、床にタオルを敷かずとも、濡れた素足でそのまま安心して木の質感を感じながら歩くことができる」と顔をほころばせる。トンボの湯 名取拓哉支配人は「当施設のスタッフが周辺の自然環境を眺めながら、それとなく感じていることを游心さんの書画で伝えていく。お湯に漬かりながら、そうした周りの環境に意識を向けていただければ」と話す。

 営業時間は10時~22時(21時15分最終受け付け)。料金は、大人=1,350円、子ども(3歳~小学生)=800円。

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