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軽井沢町で「二十歳の集い」 新成人の門出祝う

成人者代表誓いの言葉を述べた行田優羽さん

成人者代表誓いの言葉を述べた行田優羽さん

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 軽井沢町中央公民館(軽井沢町長倉)で1月7日、「二十歳の集い」が開かれ、新成人の門出を祝った。

浅間山を間近に望むことができる会場付近

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 浅間山を間近に望むことができる会場付近は当日、くっきりと浅間山を望むことができる晴天に恵まれた。

 今回は、成人が18歳に引き下げられてから初の成人式。名称も「二十歳の集い」とした。今回の「二十歳の集い」の対象は18歳から20歳のうち、2002(平成14)年4月2日生まれ~2003(平成15)年4月1日生まれ。2022年度で20歳になった(なる)新成人169人が対象。例年同様、対象者の7割ほどが出席した。記念式典には、コロナ感染拡大対策のため、事前に配布した体温チェックシートを当日提出した新成人のみが参加し、保護者は別会場で、動画配信を見ながらの参加となった。

 式典では、藤巻進町長が「尊い若い力をもって、しなやかで力強く課題を乗り越え、社会や軽井沢町のために尽くしていただきたい」と式辞を述べた。

 恩師を代表して、現在は野沢中学校の田中章子教頭が「お互いに助け合う行動の元になるいたわりの感情を発揮できる人物になってほしいと願う。いつかこの町を支える人になってほしい」と呼びかけた。

 同町は昨年7月、新成人から記念式典実行委員を募集し、応募した7人のメンバーが式典を運営した。成人者代表誓いの言葉を述べた行田優羽(ぎょうだゆう)さんは「世界に名立たるここ軽井沢で生まれ育った。これを胸に人や自然、すべてのものに対しての感謝の気持ちを忘れず日々夢に向かって精進していく」と決意の言葉を述べた。

 最後に、実行委員の倉田裕紀さんが新成人を代表して、1973(昭和48)年8月1日に、国際親善文化観光都市の住民にふさわしい世界的視野と、未来への展望に立って制定された軽井沢町民憲章を朗読した。

 式典が終わると、集合写真撮影の後、出席者たちは恩師の元に駆け寄って挨拶をしたり、記念撮影をしたりして、同級生との再会を喜んだ。

 「将来は医療従事者になりたい」と夢を語る女性や「20歳の誕生日の日よりも、大人になったのだという実感がわいた」と話す男性。「小・中学校の同級生と再会するとやはり安心する。こういった節目節目で成長していきたい」と話す男性など、将来に向けて新成人らが抱負を述べていた。

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