軽井沢観光協会によると、今年の中国の大型連休「春節(旧正月)」である2月10日~17日の期間に軽井沢駅内の軽井沢観光案内所を訪れた外国人は、中国本土からの観光客が日本政府の入国者に対する水際対策も終了し、昨年の4人から今年は42人に増えた。コロナ禍前の2020年1月24日~30日の春節による同期間、中国本土から80人だったがその水準には至らなかった。
春節の軽井沢駅での餅つきイベント=春節の軽井沢への外国人観光客数、中国本土から増加も期間分散傾向
今年の大型連休の期間、同案内所への来訪者の国・地域別順位は、台湾=82人、香港=52人、中国本土=42人、シンガポール=19人、韓国=13人、タイ=13人だった。チリやベルギー、フランスからの来訪者も少数あった。昨年の1月21日~27日の春節による同期間、上位3位までは、台湾=113人、香港=96人、韓国=12人だった。
初日の2月10日には、軽井沢観光協会の主催で、軽井沢駅内コンコースで歓迎イベントも行われた。JR軽井沢駅やしなの鉄道軽井沢駅の協力により抽選会や餅つき大会が行われ、つき立てのきな粉餅が振舞われた。
軽井沢観光協会事務局業務係長の竜野茂康さんは「コロナ禍で中止していた歓迎イベントを4年ぶりに大々的に行った。春節期間中全体の来訪者は昨年に比べ減少したが、春節以前の1月から来訪者が増えており、分散されためではないか」と話す。