札幌市で1月27日に開幕する日本カーリング選手権に出場するNPO法人「スポーツコミュニティー軽井沢クラブ」（軽井沢町長倉）の男女4チームが1月9日、土屋三千夫軽井沢町長を表敬訪問した。

カーリングチームが軽井沢町役場へ土屋町長表敬訪問

　表敬訪問した4チームは、選手権に出場する「SC軽井沢クラブ」の男子、女子チームと同NPOが次世代の選手育成のために設けている「カーリングエリートアカデミー」のメンバーから成る「SC軽井沢クラブJr.」の男子・女子チーム。

　同大会2連覇中の男子「SC軽井沢クラブ」のスキップ栁澤李空選手が「昨年秋～冬のカナダ遠征では、3カ月半世界ランク上位チームと対戦を重ね力をつけてきた。そこで得たものを発揮し3連覇を目指したい」と決意を伝えた。

　前回大会では決勝で「ロコ・ソラーレ」（北海道北見市）に惜敗した女子同クラブの上野美優選手も「目標である優勝を果たせるよう、チーム一丸となって互いに支え合ながらプレーしてきたい」と意欲を見せた。

　「SC軽井沢クラブJr.」は男女共に中部大会を勝ち抜き、日本選手権出場を決めた。メンバーのほぼ全員が初出場で中学生が多い。男子ジュニアの高橋晄之介選手は「ほぼ中学生というチームが日本選手権に出るケースは少ないと思い、貴重な経験になると思う。その場の空気や雰囲気を味わうとともに、たくさんの経験や学びを得たい」と意気込み、女子ジュニアの渡辺葵衣選手は「自分たちのベストを尽くせるよう、最後まで諦めずに楽しんでプレーしてきたい」と意気込みを見せた。

　同クラブからの4チームが出場することについて、土屋町長は「ジュニア育成に力を入れてきた成果が着実に出ている」と話す。選手に「普段の力を出せるよう、気負わずに楽しんでプレーしてほしい」と激励の言葉を贈った。