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軽井沢町で「二十歳の集い」 新成人の門出祝う

土屋三千夫町長などが式辞を述べた軽井沢町の「二十歳の集い」

土屋三千夫町長などが式辞を述べた軽井沢町の「二十歳の集い」

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軽井沢町中央公民館(軽井沢町長倉)で1月6日、「二十歳の集い」が開かれ、新成人の門出を祝った。

新成人が向かう会場の中央公民館と出迎える町のキャラクター「ルイザちゃん」

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 当日は快晴に恵まれ、会場入り口から望むことができる浅間山もすっきりと稜線を見せた。会場では軽井沢町のキャラクター「ルイザちゃん」も新成人を出迎えて新たな門出を祝った。今年初めて、軽井沢町の生け花講師・内藤嘉那子さんの作品と「祝20才の皆様へ」と書かれたメッセージも飾った。

 今回は、軽井沢町が町政100周年を迎えた節目の年度に当たる。今回の「二十歳の集い」の対象は18歳~20歳のうち、2003(平成15)年4月2日~2004(平成16)年4月1日生まれの人。2023年度で20歳になった(なる)新成人168人のうち男女143人が参加した。

 昨年はコロナ対策のため、保護者は別会場で動画配信を見ながらの参加となったが、今年は会場後方に家族席を設け、親子共に式典への参加を喜ぶ声が聞こえた。

 式典で、来賓のあいさつは能登半島地震に関するお見舞いに始まり、土屋三千夫町長が「町は先人の努力により昨年8月に町政100周年の節目を迎えた。これからの軽井沢を皆さんの若さと感性、愛情をもって、さらに住みやすい町に変えていきましょう」と呼びかけた。遠山隆雄町議会議長は「若い力を存分に発揮して未来を開き躍動していくことを期待する」、渡邉禎治軽井沢警察署長は「利他の意識を持って人に優しい振る舞いを意識してほしい」と、それぞれ式辞を述べた。

 恩師を代表して、現在は小諸東中学校の櫻井文晃教諭が「優しい人になってほしい。優しいは『優秀』の優であり、優しさは優れているという感覚を持ってこれからを過ごしてほしい」と呼びかけた。

 記念式典実行委員長として式の運営に関わった、新成人で長野大学環境ツーリズム学部2年の浅野尊(たける)さんは「軽井沢でずっと育ってきたので、今日は懐かしい顔に一度に再開できてうれしい。今は学生だが、これから先もこの町で就職して軽井沢に恩返しができたら」と将来への抱負を述べた。

 「これから就職に向けて頑張りたい」と意気込みを見せる女性や「お客さんが戻ってきたので、この後、実家の飲食店の手伝いをする」と大人の顔をのぞかせるように話す男性、「先輩の時と違い、マスクなしで同級生と再会できてうれしかった」と話す男性など、それぞれ20歳の自覚と将来に向けての希望に満ちた表情を見せていた。

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