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軽井沢高原教会で「星降る森のクリスマス」 ゴスペル音楽礼拝や弦楽奏も

フォトスポットのクリスマスツリーと教会

フォトスポットのクリスマスツリーと教会

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 軽井沢高原教会(軽井沢町星野、TEL 0267-45-3333)が現在、「軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス」を開催している。

「星明かりのプロムナード」=軽井沢高原教会「星降る森のクリスマス」 

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 「星降る森のクリスマス」は、かつて軽井沢を開いた宣教師がランタンで街を照らした風習を受け継ぐイベント。同教会の森は、夜になると星を表現したたくさんの光で装飾され、本物の火がともるランタンキャンドルを地面に敷く。教会前の高さ6メートルのモミの木のクリスマスツリーの頂上には星が輝き、教会につながる道は雪が降り積もり、空に星が輝く「星明かりのプロムナード」を表現している。

 教会では期間中の日曜と12月25日、今年のテーマ「ひらく」をテーマにした牧師の講話とゴスペルを組み合わせた「クリスマス音楽礼拝」を実施。事前に予約して教会に集まった人たちが、牧師のクリスマスに向けた講話と、ゴスペルを主とするコーラスグループ「VOJA(ヴォジャ)=The Voices of Japan」の「O holy night」「Joy to the World」に耳を傾ける。12月3日は豊田エスマイル牧師の講話の後、教会の後方の観客席まで出て歌うVOJAに大きな拍手が送られた。

 期間中の土曜日は、バイオリン、ビオラ、チェロの「弦楽三重奏・クリスマスの調べ」を実施。「諸人こぞりて」「ひいらぎかざろう」などを演奏。12月9日は田中美恵子さんがバイオリン、大庫(おおくら)るいさんがビオラ、永瀬惟(ゆい)さんがチェロを演奏した。参加したカップルは「演奏を聴いてクリスマスの気分になれて良かった」「知っている曲がたくさんあった。ひいらぎかざろうが良かった」と話していた。

 敷地内の牧師館では、大切な人に思いを込めた手紙を書くための軽井沢高原教会オリジナルのカードとペンを用意し、多くの人が身近な人への思いをしたためている。軽井沢町内に勤務する20代の女性2人は、「来年は互いに彼氏ができたら良いね…と手紙を書いた」と話した。

 フォトスポットのモミの木のクリスマスツリーやランタンキャンドルでできたツリー「クリスマスウオール」と呼ばれる一面赤い花の壁の前や大きなクリスマスリースの前では、撮影する人たちの姿が多く見受けられる。クリスマスウオール前で撮影していた50代夫婦は「数年前にここの教会で結婚した。ちょうどクリスマスの時期だったので懐かしい」と話していた。20代のカップルは「写真で見ていたよりも現地はもっと美しい。来られて良かった。感動した」と話す。

 教会スタッフの芝原実海さんは「今年のテーマ『ひらく』は、皆さんが新しい扉を開き、道を切り開く、明日に向けて新たな一歩を踏み出すといった、いろいろな意味を込めている。ただ美しい景色を見るだけではなく、ここに来ていただいたことで、身近に教会を感じていただき、希望に満ちた気持ちなど何か持ち帰ってほしい」と話す。  

  現地訪問は完全予約制で、曜日などによって一部前日開放先着予約枠がある。ウェブサイトで受け付ける。12月24日18時40分からは、クリスマスイブのインスタライブも配信予定。今月25日まで。

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