軽井沢大賀ホール(軽井沢町軽井沢東)で12月3日、「軽井沢少年少女合唱団&軽井沢ファミリーオーケストラ・クリスマスコンサート」が開催され、500人が集まった。
コントラバスを体験する女性=軽井沢少年少女合唱団とファミリーオーケストラがクリスマスコンサート
2004(平成16)年9月、同ホール誕生を機に、ホールを拠点とした合唱団として設立された「軽井沢少年少女合唱団」と、同ホールに事務局を置く地域密着型オーケストラ「軽井沢ファミリーオーケストラ」。毎年この時期に合同でクリスマスコンサートを開いている。
今年はコロナ禍前に行っていた「弦楽器体験」も復活。会場ではコンサートが始まるまでの間、子どもから大人までバイオリンやコントラバスなどの弦楽器をオーケストラのメンバーのアドバイスの下、体験した。
コントラバスを体験した30代女性は「楽器を実際に初めて弾いてみて知ったが、弾いている時の音の響きの聞こえ方と周りで聞いている時の音の響きが違うのにびっくりした」、子ども用のバイオリンを体験させていた両親は「息子の英才教育でコンサートに来た。バイオリンを体験させることができて、いい経験になった」と話していた。
コンサートでは、同合唱団が「気球に乗ってどこまでも」、音楽劇「〇〇ひきのネコ」から「おなかがすいたのブルースA」など3曲に続き、「We Wish You a Merry Christmas」「きよしこの夜」「あわてんぼうのサンタクロース」などのクリスマスソング10曲を合唱。同オーケストラは杉原直基さん指揮の下、ドイツ舞曲より「そりすべり」、交響曲第9番「新世界より」第2楽章など3曲を演奏した。最後に合同で、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」「ハレルヤ」を披露した。
アンコールでは観客の手拍子とハンドパフォーマンスの下、「サンタが街にやってくる」を演奏。会場が大いに盛り上がった。
同ホールの辻さつきさんは「クリスマスコンサートは子どもから大人までどんな方も楽しめる、気軽に音楽に触れていただける機会。弦楽器体験も今年は4年ぶりに復活したので多くの方に楽器を体験いただけて良かった」と振り返った。