「軽井沢国際カーリング選手権」が12月3日に最終日を迎え、軽井沢アイスパーク(軽井沢町発地)で男女の決勝と3位決定戦が行われた。女子決勝では中部電力が、2018年平昌五輪銀メダルの「メガネ先輩」こと金恩貞選手を擁するチーム・Eキム(韓国)に7-6で勝ち、初優勝を決めた。
メガネ先輩と準優勝のチームEキム=「軽井沢国際カーリング選手権大会」
男子のTM軽井沢は3位決定戦で2022年北京五輪王者のチーム・エディン(スウェーデン)に33-9で敗れ4位に。男子決勝はチーム・グシュー(カナダ)が札幌国際大に7-1で快勝した。
中部電力は第1エンド(E)に1点を先制すると、第2Eに1点をスチールした。第3Eに2点を奪われるも、第4Eにすぐさま3点を取り返す。後半も一進一退の攻防を繰り広げたが、6-6で迎えた最終第8Eに1点を奪取し、7-6で初優勝を決めた。
同チームの北澤育恵選手は「軽井沢での大会で25周年という節目の年に優勝できて、とてもうれしい。本当に多くの皆さんの応援が私たちの力になって、優勝することができた。私たちのホームリンクにこんなにもたくさんの素晴らしいチームが来てくださり本当にうれしい気持ちでいっぱい。レベルの高い試合がここで行われたことが、私自身にとっても良い経験につながって良かった」と語った。
主催したNPO法人「スポーツコミュニティー軽井沢クラブ」スポーツマーケティング部の山田恭輔さんは「参加していただいた各国の選手からも街が美しく、ホスピタリティーが良いと言っていただき、受け入れる側としても大変うれしい。今後もこの盛り上がりを消すことなく続けていきたい」と話す。