「全国寄席演芸公演 軽井沢寄席2023」が10月26日、軽井沢町中央公民館(軽井沢町長倉)で開催される。コロナ禍からの文化芸術活動の再興を目的に、全国約200の演芸公演の一環。公益社団法人落語芸術協会とFM軽井沢の共催。
出演は落語家の三遊亭遊雀さんと三遊亭遊かりさん、太神楽曲師の鏡見正二郎さん。
遊雀さんは1965(昭和40)年 千葉県船橋市生まれ。1988年 柳家権太楼に入門し、「さん太」を名乗る。1991(平成3)年 二ツ目昇進。「三太楼」と改名。2001(平成13)年 真打昇進。2006(平成18)年 三遊亭小遊三一門となる。「三遊亭遊雀」に改名。落語芸術協会に入会。古典落語を中心に演じ、2008(平成20)年 国立演芸場主催「花形演芸大賞」大賞を受賞するなどその実力は折り紙付き。
遊かりさんは玉川大学文学部芸術学科演劇専攻中退後、社会人として様々な職場で働く。日本酒バー、日本酒の問屋で足掛け10年勤務した後、2011(平成23)年に落語に出会う。2012(平成24)年 三遊亭遊雀に入門。「遊かり」を名乗る。2016(平成28)年下席より、二ツ目に昇進した。2021(令和3)年 第32回北とぴあ若手落語家競演会 北とぴあ奨励賞受賞。
鏡見さんは昭和47年埼玉県新座市生まれ。1998年(平成10)年 鏡味繁二郎へ入門、鏡味正二郎となる。落語芸術協会にて前座修業開始し、1999年(平成11)年 前座修業修了。平成15年度花形演芸会銀賞受賞。子どもから大人まで客層に合わせて繰り出される技は必見。
FM軽井沢は「軽井沢の人たちが気軽に文化芸術に触れられる機会をつくりたい」と今年1月~6月、落語をテーマにしたラジオ番組「かわら版ラジオ」を放送してきた。同局パーソナリティーの清水とも子さんは「落語と太神楽曲芸を生のおはやしで届ける寄席スタイルの演芸公演を軽井沢で見ることができる大変貴重な機会」と呼びかける。
開催時間は18時~19時30分。料金は、前売り券=1,000円、当日券=1,500円。全席自由。