![巨大なタンクの間を歩きながら見学する参加者たち](https://images.keizai.biz/karuizawa_keizai/headline/1691679127_photo.jpg)
佐久に醸造所を構える「ヤッホーブルーイング」(佐久市小田井、TEL 0120-28-4747)が現在、「大人の醸造所見学ツアー」を開催している。
タンクの中を観察する参加者たち=ヤッホーブルーイング、期間限定で佐久の醸造所見学ツアー
同ツアーを開催するのは4年ぶり。同社スタッフが醸造所内を案内し、参加者たちは醸造所の見学とクラフトビールのテイスティングをすることができる。
ツアーでは、ヤッホーブルーイングのスタッフがクラフトビール造りに必要な原料の「麦芽」「ホップ」「酵母」などについて解説。手に取って香りを嗅いだり、食べてみたりして、クラフトビールの原材料について学ぶ。
その後、実際にクラフトビールが造られる順序に沿って、実際に醸造士が働いている醸造所の中を見学する。ガラスで区切られた見学ツアー用の通路はなく、目の前にそびえたつ巨大なタンク、クラフトビールが熟成される低温環境など、現場ならではの臨場感を醸造士と同じ目線で体験できるという。
醸造所内の見学後は5種類のクラフトビールを試飲しながら、スタッフがクラフトビールの「色」「味」「香り」に注目したテイスティング方法を伝授した。
7月29日に神奈川県から参加した女性は「工場見学が4年ぶりに開催されると聞き、すぐに申し込んだ。間近に現場を見学できるのは珍しく楽しかった」と話し、佐久市から参加した男性は「何と言っても案内するスタッフの笑顔が良い。こういう人たちが造るビールを、これから晩酌のレパートリーに加えたい」と話していた。
同社社長室ユニットディレクターの清水俊介さんは「ガラスで区切られた見学通路のようなものはなく、実際に醸造所の中を案内できるので皆さんに喜んでいただいている。人気で予約が埋まってきていてありがたい。スタッフと触れて親近感も持ってもらえたら」と話す。
9月24日までの土日、1日4回開催。事前に公式ウェブサイトで空き状況を確認の上申し込み。