軽井沢のピッキオ（軽井沢町星野、TEL 0267-45-7777）が現在、小学生のための日帰りサマーキャンプ「ピッキオこども冒険クラブ 夏」を開催している。

スタッフと一緒に山道を歩く子どもたち＝小学生のための日帰りキャンプ企画　ピッキオが夏季限定で

　「自然の中で知恵を絞り工夫を凝らす冒険を通して、遊びながらたくましくなる体験」をサポートする同キャンプは毎年、夏期限定で行っている。

　7月30日は東京などから4人の小学生が参加。ピッキオの宮崎航平さんらスタッフが引率し、「サバイバル術」を伝授。テーマは「こどもだけの秘密基地！森のデイキャンプ」で、自然の木や枝を組み合わせて、自分たちだけのシェルターを作ったり、ロープワークや火起こしを体験したりした。

　昼食には、おこした火でソーセージを焼いてホットドッグを作ったりシチューを作ったりした。おやつには火でマシュマロを炙（あぶ）り、チョコレートと一緒にクラッカーに挟んで食べるなど、自然の中で「普段なかなかできない体験」を楽しんだ。午後の川遊びでは服が濡れても思い切り楽しむ子どもたちの姿が見受けられた。

　茨城県から参加した小学校4年生と2年生の兄弟は「焼きマシュマロがとてもおいしかった」「川遊びが楽しかった。火のおこし方を知ることができて良かった」と話した。東京から参加した小学校4年生の女児は「自然を体験できて楽しかった」「動物が出て来そうな険しい山道を歩いて良い経験ができた」と話した。「秘密基地を作って楽しかった」とも。

　ピッキオの宮崎航平さんは「ただ楽しく遊んでおしまいではなく、川の名前の由来や、そこにすむ生き物について学んだり、地図とコンパスを与え、歩くルートを子どもたちに決めてもらったりしている。熊の爪の跡やキツツキが開けた巣穴など生き物の痕跡を観察するなど、森での実際の体験から何かを学んでもらうことを心がけている」と話す。

　催行時間は9時～16時。料金は1万5,000円。8月27日まで。