中国料理店「號希(こうき)」(軽井沢町軽井沢、TEL 0267-41-0652)が旧軽井沢にオープンして、6月1日で7カ月がたった。
昨年11月1日にオープンした同店は1976(昭和51)年から2004(平成16)年まで、軽井沢ベルコモンズだった建物の2階に位置する。建物は黒川紀章事務所設計で、軽井沢銀座のランドマークとして長年親しまれてきた。
店主の戸井田誠一さんは千葉県内のホテルで中国料理の修業を積み、その後、鮮魚店でも経験を積んだ。かつての同僚と一緒に「軽井沢には中国料理店が少ない。軽井沢といえば中国料理というくらい根付いていければ。店の名前の『號希』の號は中国語で『叫ぶ』を意味する言葉。この場所から叫ぶように店の存在をアピールしていきたい」と同店を軽井沢で開いたという。
ランチではエビチリセットのほか、ホイコーローセット(以上1,600円)が、夜は、単品でマーボー豆腐(900円)や海鮮の塩炒め(1,600円)などが良く出るという。
5月には朝食の提供を始めた。「旧軽井沢で朝食を提供する中国料理店は珍しい」と戸井田さん。中華おかゆ・蒸しスープセット(1,400円)、中華オムレツ・揚げパンセット(1,200円)、中華鶏塩汁そば・点心セット(1,200円)。
近くの別荘から訪れた50代夫婦は「優しい味わい。近くに中国料理店ができたと聞いて来てみた。この店をこれからも応援したい」と話していた。戸井田さんは「近所の旧軽井沢の店の従業員にもリピーターができた」と顔をほころばせる。
営業時間は、朝食=8時~10時(日曜・月曜のみ)、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~20時(木曜・金曜のみ、土曜~日曜は予約が入り次第営業)。火曜・水曜定休。