元日の朝、初日の出を拝みに軽井沢プリンススキー場(軽井沢町軽井沢)の山頂に約300人が訪れた。
同スキー場は、1155メートルの山頂から初日の出を見るイベントを毎年企画している。浅間山をはじめ、妙義連山、八ヶ岳までもが一望できる。初日の出を見た後はそのままスキーを楽しむこともできる。
元日の朝6時から6時半ごろ、初日の出を拝もうと多くの人がスキー場の山頂を訪れ、カメラを構えていた。周辺の気温はマイナス四度。晴天に恵まれた。
6時56分日の出とともに、集まった人たちのカメラのシャッター音と歓声が響いていた。
千葉から来た家族は「毎年軽井沢プリンスホテルスキー場で初日の出を見ている。初日の出を見た後にスノーボードをするのが楽しみ」と話した。神奈川から来た3人家族は、毎年、春と冬に軽井沢には来ているが、初めて初日の出を見た。いい一年になりそうだ」と新年の感想を語った。東京と群馬から来た60代友人2人は「辰年にちなんだコスプレで来てみた」と話した。
日が昇ると、軽井沢プリンスホテルスキー場による、お楽しみ抽選会が行われ、スキー場チケットなどの商品が来場者にプレゼントされた。
同スキー場スーパーバイザーの中西剛さんは「昨晩は雨が降り冷え込んだため、雪がカチカチになって危ないため早朝から機械を使って柔らかくした。今年スキー場開業50周年となるが、安全・安心して滑っていただくために、けが防止の推奨とヘルメットをかぶって楽しんでいただければ」と話す。