軽井沢高原教会(軽井沢町星野、TEL 0267-45-3333)が現在、「軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス」を期間限定で開催している。
「星降る森のクリスマス」は、かつて軽井沢を開いた宣教師がランタンで街を照らした風習を受け継ぐイベント。同教会の森は、夜になると星を表現したたくさんの光で装飾され、火をともすランタンキャンドルを地面に敷き、教会前の高さ6メートルのモミの木のクリスマスツリーの頂上には星が輝く。
今年のテーマは「願う」。初日の11月30日、クリスマス礼拝では、居垣裕芳(いがき・ひろよし)牧師が講話の中で、「自分のためだけの願いだけではなく、自分以外の誰かのために願うことで互いに『願い』を通してつながる時間にしていただければ」と呼びかけた。
教会の森には、今年新たに、星に願いを込める「Wishing tree」が登場。いくつものガラス球がらせんを描きながら空に向かっているクリスマスツリーのオブジェの周りには多くの人たちが集まって写真を撮っていた。同教会の坂井亜美さんは「大切な人の幸せを願う思いが、上に向かって伸びる光によって星に届くことをイメージして企画した」と話す。
日曜日に行う「Harmony of wishes」では、屋外でクリスマスの楽曲を披露。11月30日には、教会の森にある「あずまや」のステージで歌っていた「軽井沢高原教会のクワイア」が井垣牧師と共にステージから、教会へ続く道「星明かりのプロムナード」に下りて、1本目のろうそくをともしたアドベントクランツを囲みながら「見上げてごらん夜の星を」「We Wish You a Merry Christmas」を歌った。集まった人たちが手拍子をしたり曲に合わせて体を動かしたりして一緒に合唱してクリスマスを祝った。
牧師館では、メッセージカードに一緒に来場した人の幸せを願うメッセージをしたため、互いに贈り合う「Message of wishes」を開催。会社の元同期同士で各地から集まり、互いにメッセージを書き込み交換する人たちの姿も見られた。
月曜~土曜(24日・25日を除く)には教会内でハープやバイオリンなどの生演奏も行う。
「Harmony of wishes」は期間中の日曜日と24日・25日の19時35分~、20時40分~。現地訪問は一部日程で事前予約制。12月25日まで。