見る・遊ぶ 学ぶ・知る

軽井沢の重要文化財「旧三笠ホテル」10月1日再開館、カフェや貸衣装も

国の重要文化財「旧三笠ホテル」が10月1日にリニューアルオープンする。2020年から行っていた建物の保存修理工事が完了し開館は約5年9か月ぶり。

国の重要文化財「旧三笠ホテル」が10月1日にリニューアルオープンする。2020年から行っていた建物の保存修理工事が完了し開館は約5年9か月ぶり。

  • 0

  •  

 国の重要文化財「旧三笠ホテル」(軽井沢町軽井沢)が10月1日にリニューアルオープンする。2020年から行っていた建物の保存修理工事が完了し開館は約5年9か月ぶり。指定管理者に選定された、日比谷花壇が管理を担う。指定期間は10月1日から30年3月31日まで。

明治時代を感じさせる「貸衣装」でカフェを利用することもできる

[広告]

 1906年に開業した同ホテルは、70年に営業を終了し、80年に3月に建物が軽井沢町に寄贈され、同年5月に国の重要文化財に指定された。83年4月から一般公開が始まったが2019年12月末に休館し、20年1月から耐震補強工事や屋根スレートのふき替え、外壁の塗り直しなどを実施してきた。バリアフリー対応の「エレベーター・トイレ棟」も増設し、車いすでも見学できるようにした。敷地内には、火災などに備えた貯水ポンプ室も設けた。

 ロビーなどの内装は、ホテル営業時に近づけるよう壁や床を修繕。カーテンボックスには有島生馬がデザインした「三笠マーク」と周りに細かい彫りが施されている。ホテルの歴史や保存修理工事の内容などを紹介する展示室を設置し、スイートルームを再現した展示室では実際に使われていた軽井沢彫のクローゼットを置いて客室を再現している。客室だった4つの部屋の雰囲気を生かしたカフェスペースも新設。多くの著名人が好んだ当時のレシピを再現した「ビーフカレー」も味わえる。営業時間は10時~16時半。12月~3月は10時~16時。

 明治時代を感じさせる「貸衣装」は2時間2,000円。事前予約制の貸室は4時間3万円。4時間以上8時間以内は5万円。撮影や会議、座談会など目的に応じて利用できる。

 開館時間は9時~17時。休館は水曜日。祝日の場合は翌平日。7月15日~10月31日を除く。12月28日~1月3日は休館。一般公開は10月1日午後2時から。

 入館料は高校生以上=1,000円。小学生・中学生=500円。20人以上の団体は100円引き。町民は半額。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース