ヤッホーブルーイング(軽井沢町軽井沢)が1月17日、「軽井沢高原ビール2025 年限定」を発売した。
「年限定」シリーズ第26弾となる今年のビアスタイルは「セゾン」。 ベルギー南部のワロン地方で主に造られ、冬の農閑期に製造・貯蔵され、夏や秋に消費されるのが「セゾン」ビアスタイルだという。開発に携わったブルワーの倉田祐輔さんは「桃やトロピカルフルーツを思わせるホップの香りと、セゾン酵母によるスパイシーな香りが重なり、複雑さが感じられる味わいに仕上げた。小麦やオーツ麦を使うことで飲み応えを与えた」と話す。
「2025年限定」は「軽井沢高原ビール」ブランドとしては初めての無ろ化製品。通常行うろ化作業(酵母を取り除く工程)を経ないため、「酵母が生む香りの複雑さがより強く感じられる」という。
地元・軽井沢産の小麦「ゆめかおり」を原材料の一部に使用。ゆめかおりは、軽井沢の遊休農地活用の一環として小麦栽培を推進するグリーンフィールド(佐久市)と協力して生産している小麦。
倉田さんは「複数のホップを組み合わせ、優しい甘さを持つ桃のような香りを再現した。まろやかで優しい口当たりにするために麦芽の配合を工夫した。複雑な味わいをゆったりと楽しんでもらえたら」と話す。
希望小売価格価格は349円(350ミリリットル入り缶)。軽井沢を中心とした長野県のスーパーや酒販店、土産店などで扱う。今年末までの限定販売。