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軽井沢星野エリアで限定SDGsツアー「めぐみ巡るほしの」

SDGsツアー「めぐみ巡るほしの」と「江戸時代から続く水路をたどるトレッキングコース」を期間限定で開催中

SDGsツアー「めぐみ巡るほしの」と「江戸時代から続く水路をたどるトレッキングコース」を期間限定で開催中

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 今年で110周年を迎える「軽井沢星野エリア」で現在、SDGsツアー「めぐみ巡るほしの」と「江戸時代から続く水路をたどるトレッキングコース」が期間限定で開催されている。

ツアー案内人の津村翼さんと阿部千尋さん

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 SDGsツアー「めぐみ巡るほしの」は水力発電所と「星のや軽井沢」を巡るコースとして6月に開催したツアー。今年は水力発電のエネルギー源となる水の流れ道である水路をたどるトレッキングコースも新たに設ける。いずれのコースも木々が色づく季節の紅葉の景色を眺めながら、星野エリアの歴史や「星のや軽井沢」の景観の話を交えながら、星野リゾートのスタッフが案内する。

 星野エリアでは、創業当初の1917(大正6)年に木製水車で自家用発電を開始。1929(昭和4)年には本格的なタービンを導入し、自家用小水力発電所が誕生。発電機を入れ替えながら現在も稼働を続けている。「星のや軽井沢」は、前身である「星野温泉旅館」の開業当初から水力発電を活用しており、同ホテルの中央を流れる川が水力発電の原動力になっている。さらに自然環境と観光の両立を図るため、野鳥研究室を設立するなど、自然との共生につながる活動に取り組んでおり、SDGsの活動にもつながっている。

 「めぐみ巡るほしの」担当の軽井沢星野エリアの津村翼さんは「今回のツアーは春の前回に続いて2回目。当ツアーを通して、普段は見ることができない軽井沢星野エリアのエコツーリズムの裏側について知ることができる。ぜひ参加いただければ」と話す。

 「江戸時代から続く水路をたどるトレッキングコース」担当の軽井沢星のエリアの阿部千尋さんは「水力発電のエネルギー源となる水は、星野エリアの上流約1.3キロ、白糸の滝を水源とする湯川から取水しており、水路は途中で、「星のや軽井沢」の敷地へと流れ込むものと、御影用水へとつながっていくものとに分岐する。御影用水は、今から350年以上前の江戸時代初期に、小諸の柏木小右衛門の発案によって開削された歴史ある用水路。水路脇を歩きながら、水路を守るために行っている保守作業の様子の話も交え、自然エネルギー利用の現場をご覧いただければ」と話す。

 「めぐみ巡るほしの」は10月26日までの金曜・土曜の14時~15時に開催。参加費は、大人= 1,500円、中・高校生=1,000円。リンゴジュース付き。定員 は10人。「江戸時代から続く水路をたどるトレッキングコース」は10月26日の11時~12時に開催。参加費は、大人=2,000円、中・高校生 =1,400円。リンゴジュース付き。定員は9人。ツアー開始の1時間前までにウェブサイトで予約と事前決済が必要。

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