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軽井沢への外国人観光客数、春節でコロナ禍前の水準に、中国本土からは低調

軽井沢観光案内所(軽井沢駅内)

軽井沢観光案内所(軽井沢駅内)

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 軽井沢観光協会によると、中国の大型連休「春節(旧正月)」の期間に軽井沢駅内の軽井沢観光案内所を訪れた外国人観光客の数は、中国本土からの観光客以外はコロナ前に近い水準に戻りつつあるという。

軽井沢駅に到着した観光客ら

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 昨年・一昨年の春節の期間は、コロナ禍で同案内所への海外からの観光客の来訪者数は0人だった。今年1月21日~27日の春節による大型連休の期間、海外からの観光客の同案内所への来訪者の国・地域別順位は、台湾=113人、香港=96人、韓国=12人だった。コロナ前の2020年1月24日~30日の春節による同期間、台湾=167人、香港=100人、中国本土=80人、韓国=4人だった。

 コロナ前と比較すると韓国からの観光客の同案内所への来訪が今年は3倍に増えた一方、中国本土からの来訪者は、日本政府の入国者に対する水際対策強化などの影響で、同案内所への来訪者も4人にとどまった。台湾から同案内所への来訪者は67%戻り、香港からの来訪者は96%戻った。

 この期間、軽井沢町内の各店舗も外国人観光客らでにぎわいを見せた。そば店「軽井沢 川上庵」の幸田慶店長は「春節の期間、店に来たお客さんの7割は外国人観光客だった。コロナ禍前よりも、そばの食べ方を知っている観光客が多い印象」と話す。「せいろそばをめんつゆにつけて食べるなどの食べ方が、説明しなくても浸透してきた印象」だという。

 軽井沢観光協会事務局のスタッフは「コロナ禍で海外旅行を控えていた外国人観光客も軽井沢に戻ってきた。冬の期間は外国人観光客の割合が多く、3月の春休み期間ごろから日本人の観光客の割合が多くなるだろう」と予想する。

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